2013年11月27日水曜日

148日目・1127・メルボルン・リービーチ

安心して寝てたんですが夜明けに、けたたましいクラクションで叩き起こされてしまいました。
警察ではなかったんですが、公園清掃の車の邪魔だったみたい。

ここらに住んでて、朝の散歩に来る人の車にはクラクション鳴らしたりしてないんですが、私や近くの旅行者の車には、手のひらがえしの対応でした(苦笑)
このぐらいの事やんないと、ヒッピーの溜まり場みたいになっちゃうんだろうね。


居心地悪いので移動します(笑)


メルボルンでの用事は、足跡を残すこと。一回も来たことなかったんだよね。
それと、ネットからサポートしてくれていたyukiさんに会って、お礼を言うこと。
切れてしまった車の対人保険の延長、ARBコンプレッサーの部品調達、シンプソン砂漠で割ってしまったオイルランタンのガラス製ホヤの調達。


まずRACV。日本でいうとJAFみたいなところ。
ココで車の保険に入れるとyukiさんに聞いていました。ブリスベンで入った、対人の保険が切れちゃったので継続加入します。
私自身、まさかこんなに旅が延長するとは夢にも思ってなかった。自動車は万が一のとき、保険に入っていなくては責任がとれません。


でも、クイーンズランド州では入れたんですが、ビクトリア州では別掛けの対人保険は無いと言われました。
州によってぜんぜん仕組みが違うので注意が必要です。


まともに喋れないのに、自動車保険の話なんてもっとわかんないです。わかんないながらも執拗にくいさがります(笑)
”REGO(登録証)はあるか?”と聞くので”ナイです”というと、ここじゃないから、ビクトリア・ロード(日本でいう陸運登録事務所)へ行け。と、あしらわれてしまいました。ほんとかな。



でも、聞いた住所にはなくって、ほかに調べようもないのでRACQに戻りーの、”あんたまた来たの?”という迷惑そうなおばちゃんは、そ知らぬ顔してさっきとは、ぜんぜん違う住所出すし。(笑)

怒ってもしかたがないので、こういう時は強靭な精神力が必要です。


子供のお使いみたいに、ぐるぐる走り回ってるところ(笑)





陸運登録事務所、ヴィック・ロードに到着。


この後、とんでもない事態が待っているとは想像もしませんでした。



ココは検査受けたりナンバー付けたりするところ。


受付は日本の陸事と同じでたくさん待ってる人がいて、とても忙しそう。
でも多くのカウンターで要領よくさばいているので、どんどん人が流れてゆきます。
私の番がきて女性の係員に呼ばれました。

私:”対人保険の延長がしたいんです。ブリスベンで入ったんですが、旅行が長引いて数日前に切れたんです。”

係:”REGO(レジストレーション・車検証)を見せて下さい”

私:はい。(国際登録証を見せる)

係:”ビクトリア州の登録証は?”

私:”ないです。”

係:”あなた、ビクトリア州はビクトリアのREGOが無いと走れないわよ?”

私:”シドニーでは国際登録してある車は、REGO(国内車両登録)は必要ないと言われました。私はそれで5ヶ月間旅してきました。”
(そう言って通関した時の書類と、NSWでの車両登録ルールの印刷を見せる・コンさんにもらっといてよかった)

係:”オーストラリアのナンバープレートはある?あなた州によって車両法規が違うこと知ってる?”

・・・なんかいきなりピンチです・・・。

どうも私はここメルボルンで、無登録・無車検運行のような事をしているようです。
世の中には、知らない方が幸せな事がたくさんありますが、できれば私はこの事にも気付かずに旅を終わりたかった。(笑)
こういう事が明るみになった以上、とぼけてこの敷地から走り去る事は出来なくなってしまいました。

でも、メルボルンにはyukiさんに会うためだけに来たのだし、オーストラリアもあと数週間しか走らないのだから、いまさら登録などの面倒や多額の出費は避けたいっす。


私:”車のリペアとメンテナンスで3日間滞在するだけです。なんとかなりませんか。”

その場しのぎのために、口から出任せでそんな事をいうと、係員の女性は”とても特別なケースなので判断出来ない。スーパーバイザーに聞いてきます。”と何度となくオフィスの奥に消えてゆき・・・。

国際免許証、車の国際登録書類、日本の車検証とその翻訳書類、通関時の書類、あげくはパスポートまで。
私は何度となく書類を車に取りにゆき・・・。


結局2時間かかって通行許可証(車両の移動許可証みたいなやつ・日本で言う仮ナンバーみたいなもの)を発行してもらって、開放されました。


係:”あなた、3日間しかビクトリア州を走れないわよ。いいわね?”

私:”はい~。大丈夫です~~!(嬉)”

一時はどうなるかと思いました・・・。ああよかった・・・。(滝汗)
キンチョーしてしてお腹痛くなって、途中でウンコしに行った事は言うまでもありません(爆笑)


・・・でもやべえ。yukiさんに会うまで滞在すると、3日間じゃ足りなかった・・・。・・・その事は数日あとに悩む事にします(笑)


次はARBのお店を探します。


あるはずのあたりに行ってみるんですが、なんか普通の住宅地。
住所間違えてるみたい。今日はこういうのばっか(笑)


ありました。見つけました。私はシドニーで必要な備品を買いたしている時、ARBのショップでコンプレッサを買いました。とても品質がいい。もともと日本でも車載のは持ってなかったんで、最初から持って帰るつもりです。


そのアウターケースに、特殊な環境で内圧を逃がすためのプラ製のボルトが付いてるんですが、ギブソン砂漠・ガンバレルHWYで振動で緩んで抜けちゃって、屋根に載せてあったのでそのまま無くしちゃった。
アリススプリングスのお店で買おうとしたのですが、ケースとセットなのでボルトだけじゃ売れないという。
それで、ここメルボルンにはARBの工場があるから、なんとか手にはいるだろう。と考えました。

ココのショップは特に親切でした。みなさん、このお店はお勧めです。


お店に入って事情を説明し、アリススプリングスで買えなかったので困ってること、日本では手に入らないこと、各所のARBのお店はみなとても親切だった事など話すと、なんと展示品のやつを外してタダでくれました(嬉)
つまんでるのが問題のボルト。本当は無くても機能的には、ぜんぜんノープロブレムなんだけどね(笑)

こんなふうに、私はあちこちでみんなに親切にしてもらいました。
ついでだったので、買おうか迷っていたゲージ付のエアインフレーターを買いました。


次はオイルランタンのホヤを探します。ホームセンターにはなかった。
でもドイツ製のフュアハンド・ハリケーンランタンの部品なんて売ってんのかな?



yukiさんに、電話でこういうのはどこで売ってるのか聞くと、”オージーディスポセール”と言う軍の放出品を売ってるようなお店にゆけばいい事がわかりました。



それでメルボルンの街中を走り回ります。こういうのがなかなか楽しい。




場所によっては、トラムという路面電車が走ってます。
コレが走ってる所は道幅は広くないダウンタウンだし道路は電車と共用なので、ちょっとこわい。







ありました。オージーディスポセール。日本でいうと、軍の放出品兼登山用品店みたいな感じです。
ドイツ製のはないんですが、中国製のパチ物があったので、ガラスだけ使う事にしました。
参考までにドイツ製のスペアガラスとパチのまるごとがだいたい同じ値段。


よかった。ひとりぼっちで火がない夜は、ちょっぴり淋しいです。
これで焚火が出来ない夜はまたハリケーン・ランプが使える。
参考までに、灯油ランプは軽油でも使えます。(少しススが多いけどね)





用事がすべて終わったので、スーパーで数日分の食材を買い足したのち、シティを離れます。
どこでもいいんですが、パーキングに泊まってても怒られないところ(笑)


正確には、オーストラリアではね、野宿は禁止なんですよ。なので、一晩中停車してても迷惑かけない所ならOK。


フリーウエイを南下して、メルボルンの南の先っちょまで行ってみます。




夕焼けもね、やたらとカッコいいんだよね。



それで辿り付いたのがここ。リービーチ。
夕焼がキレイなんですが、おっと、釣りしてますね。


エギ投げてます。

メルボルンは湾で、南極海に通じてるところは東京湾みたいに先すぼまりで狭くなってるので、どうせ汚いんでしょ。なんて思ってたんですが、違います。
水は澄んでてキレイです。


あっという間に暗くなっちゃって、今日はここらで泊まることにしました。



このおっちゃんと話しました。どうですか?ああ、釣れてるよ。
眺めていると水が澄んでるので、イカがエギを追ってくるのが見えます。
足元にはこのイカが無造作に置いてありました。コウイカですね。なんていうんだろ。
旨そうです。
明日の朝早起きして、釣りする事にしました。



海辺の公園駐車場。
でも都市近郊のリゾート地、みたいな感じで、ファミリー、若者のグループや、夜はナンパしたい男女が集まってくるような所。

夜が更けるとさらに元気がいい若者が集まってきちゃって、若者らしくってとてもいいと思うんですが、ホイールスピンの音とか、近くで眠るにはすげーうるさい(苦笑)

こういう時はトラブルに巻き込まれないように、移動して遠くにある木の陰に車を停めて寝ます。


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