今後出発する人もココを見ているので、参考のために書きますね。
私は誰かを疑うのは好きではないので、確証がない事を書きたくはないんですが、帰国時の紛失があまりにも悪質だったので、ここではあえて盗難という言葉を使います。
車にはJAFでカルネを作る時に手続きを経た上で、インナーカーゴ(車載荷物)としてパーソナル・アイテム(個人の荷物)とスペアパーツ(予備部品)を乗せて送ることが出来ます。
でも、もともとシッパー(海運業者)からはシッピングでの紛失に関しては、一切の保障はありません。
本来であれば別送でコンテナ積みがよかったのですが、輸送コストを下げたかったのと、手続きが煩雑だったので、リスクを承知でインナーカーゴを選びました。
これから話すのはそこで起きた話です。
出発前のハンドツール類・この他にもたくさんあった
往路でなくなったもの
事前に可能性を聞いてはいたんですが、ハンドツール類の一部が紛失しました。
・ショートスパナセット、10~17片目片口
・スパナセット、一部、両目8~25(新しいもの紛失、使い込んだ物は残ってた、抜き取り)
・ソケットレンチ3/8一部、10~25、コマ、ユニバーサルジョイント、ラチエットハンドル、エクステンション数種
・ソケットレンチ1/4全部、5.5~14、コマ、ラチエットハンドル、エクステンション、ユニバーサルジョイント)
・ビットレンチ一式、コマ、ラチエットハンドル
・アルミパイプレンチ大・小
・六角棒セット
・カッター
・日本製のコンベックスルール
・日本製のPOSCAサインペン
・ハサミ
・カメラの三脚
・スナップオン、ナイフとペンライトのセット
・日本で買ったARBの保温マグカップ(まだ新しかった)
・ガスボンベ式のハンダゴテ一式
・折り畳み携帯ノコギリ
・助手席にヘッドレストモニターが付いてるんですが、必死こいて外そうとした形跡あり→若干壊れてた←もともと壊れてるので、持ってってくれてよかったのに(笑)
・荷物を全て降ろして床のカーペットも剥がした形跡あり←税関の検閲か泥棒かは不明。
・見た目で新しい物や、スナップオンの有名ブランドの物が紛失
・バラして入れておいたものは欠品なし(例:スナップオンのハンドライトは本体、電池ケース、フタをバラにして別々のバッグに入れといた)
幸いなのは、砂用のランドアンカーとか、自分で苦労して作ったものの紛失がなかった事です。
盗難は現地でお金を出せば買えるものだけだったので、まだ気楽でした。
往きのシッピングで、前回25年前の旅にも使ったスナップオンのラチエットハンドルがなくなったり、最も残念だったのは、息子がお小遣いで100円ショップで買ってくれた小さなホウキを紛失したことでした(笑)
復路でなくなったもの
帰りの通関は空港近くの税関で、コンさんと私が済ませたので、盗難は港の保税ヤードに入ってから起きてます。
日本での保税ヤードは防犯カメラもあるし、誰がやったかすぐわかっちゃうので、こういう事はまず起きませんね。
輸送船の中に積込まれてからは、IDを持ったごく限られた船員か荷役従業者しか出入り出来ませんから、ヤードでの可能性が高いように思います。
どうせ無くなっちゃう荷物なんですから、誰かにあげてきちゃった方がよかった。
スペア燃料のジェリ缶や、砂漠で使うサンドポールとか日本では絶対使わないものは、途中で差し上げてきちゃったんだけどね。
私はモノにはこだわらないので、「それください。」と言われればあげちゃったと思うんですが、悪意によって持ち去られた事がとても残念です。
帰りは往きより悪質で、ツールバッグごと無くなったり、フロントシートに装備してあった消火器、Aピラーにつけてあった、マグネットにバネがついてるペンホルダーなどの小物まで無くなっていました。
盗難を予測して、ソケットやビットはすべてバラバラにしてバッグに分散しておいたので、それに対する腹いせもあったのかも知れません。
考えてみれば往きとは違って、もう車は国外に出るのですから、盗んでも刑事告発される可能性は低いと思っただろうし、往路よりダイナミックにカッパラって行ったのかもしれません。(笑)
・ドライバー+、-4本、スタッビ他
・ハンマー・中・小
・ウォーターポンププライヤー
・プライヤー中・小
・ラジオペンチ中・小
・ニッパー大・中
・タイヤレバー
・逆タップ
・弓ノコ、替刃
・双眼鏡(現地購入)
・乾電池(たくさん日本から持ってったのですが、ヘッドライトなんかはLEDなので数本しか消耗しなかった←必要なかった)
・チェンソー(「プリティ」という名前までつけてたのに残念。コレは往きで無事だったので安心して、帰りは燃料入れっぱなしだった)
ありし日のプリティちゃん。アウトバックでのブッシュキャンプ・焚火では毎日のように活躍していた。
・ARBコンプレッサセットの中のエアホース、エアチャック、ブローガン(盗難防止のために本体に「壊れてる、動かない」と書き、ヒューズを抜いて別のバッグに隠しておいた・でも箱の中の付属品が盗られた)
・9.5エアインパクトレンチ、コマ
・小分けして携行していたグリス、モリブデングリス
・スパナセット、全数、両口
・スパナセット、全数、両目
・ショートスパナセット、全数、片目片口
・モンキースパナ、250mm、350mm
・ソケットレンチ3/8全部、コマ、ユニバーサルジョイント、ラチエットハンドル、エクステンション数種、ホルダー
・ソケットレンチ1/4全部、コマ、ラチエットハンドル、エクステンション、ユニバーサルジョイント、ホルダー
・板ラチエットビットドライバー、ハンドル、ビットセット
・六角棒セット、ホルダー
・カッター
・ハサミ
・パイプレンチ大・小
・カメラ用三脚
・折り畳み携帯ノコギリ
ハンドツール類だけでバッグ3つもあったのに、結局着いたのはコレだけ。(笑)
でもね、私はホトケのよっちゃんですからあまりこういう事は考えないんですが、このまま野放しは本人の為にならないので、ここまで調子にのってる不届き者には、お仕置きをしなくてはいけません。
どなたか必殺仕置き人をご存知でしたらご紹介ください。五両だします。外国も行ってくれんのかな(爆笑)
補足
・ハイリフトジャッキは最初からサビだらけの使いこんだものだったので無事
・ウインチングにつかうスリングベルト、シャックル、Sフック、ワイヤーロープ、スナッチブロックの類は欠品なし→盗む人は4WD乗りではない(笑)
・キャンプ道具とか寝袋とか、もともと適当に使いこんで小汚なかったので往復欠品なし
・現地で買ったギアレスレンチロールセットは無事(10,12,14,17とかよく使うサイズを、盗られないように車のジャッキ収納スペースに見えないように落としておいた。車の内張りの中もありかも。←解釈により密輸になる可能性があるので要注意・笑)
・冷蔵庫とか大きな物は無事。
・ハンダゴテとか100Vの日本の電気機器は、240Vの現地では使えない。
・無線関係の機器はすべて欠品なし←素人では何に使うかわからない。
・無線機本体は国別にバンドプランが違うので、使えない
・日本のナビゲーションも地図が違うので盗んでも使えない←GPSガーミンはホルダーはウインドにつけっ放しで、本体だけ飛行機で運んだ
まとめ
・いっけん薄汚いものは無事。
・いっけん壊れているように見せかけたものは無事。←修理が必要な物は盗まない
・ネジまでバラバラにしていれておいた物は無事。←面倒なものは盗まない
・重い物や大きな物は無事。←人目についてヤードから持ち出しできない?
これから発つ方へのアドバイスとしては、他の港ではわかりませんが、シドニー・ポートケンブラ港で発着する車に関しては、「車載の荷物は盗まれますよ!」
・なくなったら困るものは可能なら飛行機で手持ち、または、別送でコンテナ積みを強くお勧めします。(コンテナなら無くならない)
・または、高価でない物は現地調達して、帰国時にお礼に誰かにあげるのをお勧めします。
・帰国時に空港の税関で、「別送品・携行品申告書」というのがもらえるんですが、税関で「車には使えないと思いますよ。」と言われたんですが、私は念のためにもらっときました(20万円まで有効)
こういうやつ。
車の帰国時に港の税関で、ちゃんと車を日本にもち帰ってきた事を証明するために、カルネに「所在地証明」というハンコをもらわなければいけないんですが、私の場合はあまりに携行品リストと違う(紛失が多い)ので、ハンコは「CAR ONLY」しか発行してもらえませんでした。
ココからはこのブログを見ている方々へ、ついでのお願いなんですが・・・。
最近、高校生の息子がバイクに興味を持ちはじめました。アルバイトをして、空冷の並列4気筒に乗るんだそうです。(笑)
バーチャルな世界で遊ぶ子供が多い中で、こういうアナログな遊びはたいへんに結構である。と私は考えます。
私は帰国後から、修理やメンテナンスを教えているのですが。。。
ご存知のように愛用だった工具、盗られちゃったので上の画像のしか残ってないっす。。。(苦笑)
私の知人のバイクを勤労奉仕で、メンテしてるところ。
彼は、お下がりのツナギ着て、ヤル気マンマンであります。
使えればOKであります。お心当たりの方には、どうぞこちらからお待ちしております。
1990
これはエンジンや車体全域のOHが必要なので、それらを一緒に教えたのちに、彼に引き継ごうと思います。