2013年11月10日日曜日

1110・シボレー6.5L・V8ディーゼルのトループキャリア

 パークの用務員さん、ジョン。


シェビーのディーゼルV8を積んでいるというので、見せてもらいました。
イイ音してます。


もともとこの車は1HZ・NAなんですが、こんな感じで変わっていったようです。
→1HZではキャラバンを曳くのに非力だった
→ターボやインタークーラーを付け、ハイパワー化をした
→ムリがたたって深刻に壊れた
→NAのV8に載せ換えた


このお店はウェスタンオーストラリアにあるんですが、オーストラリアで有名なワークショップだそうで、クイーンズランドやニューサウスウエールズなど、全土から依頼があるそうです。
いい仕事するんでしょうね。
日本でいうとNAVICさんとかリバーサイドガレージさんみたいなところかな?

 ミッションはTOYOTA

エンジンはシボレーでコンプレッサやオルタネータはTOYOTAだそうです。
24Vか?と聞くと、12Vだそうです。



燃費はどれくらいか?と聞くと、4.5km/L(汗)


 壊れないか?と聞くと「壊れないよ。エンジンオイルを食うので、たまに足さなきゃいけないけどね。」
(20000kmに1Lっていってたような気がするんですが、そんなわけないですよね。2000kmかな?)


ラジエターは1段増して3段。





バッテリーは始動用と電装用、それに冷蔵庫用の3個積んでるんだ。


「ファンベルトが切れてさぁ、巻き込んでボンネットの裏側がこんなんなっちゃったんだよぉ。」





2001年式ですが、オーストラリアにはアルミホイールも70系用の5穴がたくさんの種類が存在します。



肘掛。「妻が腰痛もちでねぇ・・・。」


それがきっかけでキャラバンに話が移ってゆきました。

ジョンは、このキャラバンパークで働き、奥さんはハウスキーピングの仕事をしているといいます。

ここに来て2ヶ月ですが、「ココはボスがケチでBADなんで、来週他の場所に移るんだ。」(笑)
気に入れば1年同じ所に居た事もあるよ。




このキャラバンは9年前に買ったのさ。

それまではブリスベンの近くの、トゥーンバという町で、宝石を磨く仕事を営んでいた。
指輪につける前の石さ。
石ころをカットして、宝石に変えるんだよ。
あのへんはエメラルドとかルビーなんかが採れるからね。


9年前、妻が車で正面衝突事故を起こしてね。
一時的に意識不明になってしまった。

幸い、少しの後遺症で回復したんだよ。


その時に考えたのさ。
私たちの人生に、本当に必要な事は何か?ってね。


それで、全てを売り払った。

その金で、このキャラバンとトゥルーピーを買ったのさ。
それからこのスタイルの旅をしているよ。


家はまだ残してあるけどね。
人に貸してるよ。



コイツは中古でもとても高かったよ。
それに重くって4㌧もある。でも、とても頑丈なんだ。


横にアルミパネルがはってあるだろ?
ココまでは防水だから、ブルダストやフルードウエイ(冠水路)もヘッチャラさ。


サスペンションは独立だからね、衝撃をよく吸収するよ。
エアバッグもついてるから、リーフへの負担は少ないんだ。



これが私たちが、今まで回ってきた所の地図さ。
黒い線のところだ。

 コレがベッド下の収納
 洗濯機
 レンジとオーブン

妻は衛星からのTVをいつも見てるよ(笑)



冷蔵庫。140Lだよ。

貼ってあるのは孫たちの写真だよ。
メルボルンやブリスベンにいるんだ。
クリスマスや、会いたくなると飛行機で会いにゆくんだ。



ウォータートリートメントシステムもついてるから、沸かさないと飲めない水でも平気さ。
リモートエリアでは便利だよ。

 リビング
「家みたいだね。」そう私が言うと笑ってうなづいていました。


ジョンと話をしながら、私の人生に本当に必要なことや、求めているものは何なのだろう。と考えていました。


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