2013年11月25日月曜日

146日目・1125・キングストンSE~アポロベイ 【祝・初釣果】


昨夜は真っ暗になってから到着したんですが、目覚めるとこんなキレイなところでした。
夜に来た時、桟橋があり、釣りをしている人がいたので、夜があけたら釣りをしてみようと思っていました。





この町は、若かった頃に初めてオーストラリア、というか生れて初めて飛行機にのって外国に来て、シドニーでバイクを買い、がむしゃらに西へ向かって出た、南極海に面した町。
なにか、昔の自分に会えるような気がして、ぜひ通ってみよう。と思っていました。


ここまでもウィルナや、パース周辺の場所を同じ理由でいくつか再訪してみました。

ちょっと話が戻りますが、特にキャニングストックルートの入り口の町、ウィルナには遠い昔に、そこでタコ殴りにされたもうひとりの自分を、置き去りにしてきたような気がして、いつか連れ戻しにゆかなければいけないような気がしてなりませんでした。

でもね、「あぁ、やっぱそうなんだな。」って今朝も思ったんです。

どこに行っても昔の自分なんて、いないんですよ。

時はいつも流れているから、当然ながら町も変わるし、自分も変わる。
人が住んでいる場所ならば、より住みよくなっているし、今ここには昔より経験を積み、強くなった自分がいる。そして過去の、弱かった自分もまた、いま自分の中にある。
それがすべてです。

ついでにもうちょっと話が逸れますが旅の途中、各所でワーキングホリデーの若者たちと、焚火を囲んで話す機会がありました。
私は元ワーホリだし、年齢がだいぶ上だけど精神年齢は同じくらいなので、話しやすかったのでしょう。(笑)
ときには人生相談のような話も出ました。

その中で、「ここに自分探しをしに来たんです。」という話を、何度か聞きました。
「自分の可能性を試しに来た。」という話なら違うニュアンスになるんですが、いろいろな考えがあるのは当然であるし、みな外国で働いている、自分で判断し、責任を取れる大人ですから、その時は失礼のないように受け答えをしていました。

私はこんな風に考えます。
上でも書きましたが、「今ここにいる自分」それがすべてです。

「日本に居なかった。」とは、日本で生活していた時の自分を、本来の自分ではなかった、認めたくなかった、キライだった、という事を示します。
でも、日本に居なかった自分が、外国で見つかるはずはありません。

認めたくない、キライな自分をよく見つめ、足元を良くみて、なりたい自分を目指して変化してゆく事は可能です。
簡単ではありませんが、私は「自分が好きな自分」になりたい。と思っています。

今回の旅も、一般的には何の意味も持たず、華もなく、危険な事を、長い年月を充てて、中途半端でない散財をし、私としても世間体としては、情けなくて、みっともなくて、カッコ悪くて、バカみたいです。

けれども、自分にとっての価値を信じ、誰になんと言われようと、自ら決めたことをやり遂げる自分のことを、私は大好きです。


あなたは今、自分の事をどのくらい好きですか。






話を戻して桟橋。ジェッティといいます。






ヒラメやコチもいるらしいんだけどね。


先に入ってる人を観察すると


エギ投げてますねぇ。2.5号ですね。


・・・ん?
・・・サメ?


違いますねぇ。サメだとこの高さではシッポも水面から出る。


やっぱね。イルカだった。10頭ほどの群れが、30m前をゆっくりと過ぎてゆきました。



コレでやります。
日本に帰ったユウイチくんにもらったやつです。




【祝・初食べられる魚】
・・・魚?・・・でいいんだよね?


イカはシメると色が全然変わります。


粘りましたがこの一杯だけでした。
車に戻り、イカ刺しパーティ。
おいしそうに見えないかも知れませんが、激烈に美味しかったです。



サバいているとカモメが寄ってきて・・・。
ワタやトンビなど置いてあげると、残さず食べてくれました。
鳥って目がいいですね。


とりあえず食べちゃったけど、何ていう名前のイカだったんだろ(笑)










場所を移動してココでもやってみました。
河口。だいたいこんな感じの石組み。
日本みたいなテトラポットは見たことがありません。
基本的に海には波がないから消波の必要がないんだろうね。
ウネリが押し寄せるような所もあるんですが、そういう所はだいたい断崖絶壁。


一時間ほど海草帯のキワなんかに投げてみましたがノーバイト。
夜ならもっと面白そう。
先を急ぐのでこのまま離れます。












南極海。
水冷たいんですよ。



こういう木がね、普通に町中にあるんです。






次はYukiさんち。メルボルンまでは、今日はムリだなぁ。




























夕方、グレートオーシャンロードの入り口に到達。


少し見学して、キレイ。
次を目指します。(笑)















暗くなってきちゃったんですが、その他の見所は飛ばします。
どこもおんなじようなんだもん。

今までもオージーの方が、美しいから是非行け!と教えてくれた所に行きましたが、これだけ・・・?みたいのも多かったです。
このテのところだと、日本の松島とか、リアス式海岸とか知ってるので、大抵の事には驚きません。
岩が赤い事くらいかな。
外国に出てみると、日本は広くはないけれども、美しいところだと感じます。


この頃から、写真に点が入るようになってしまいました。
.レンズの表じゃなくて、中にゴミ入っちゃったみたいです。ズームもゴリゴリになっちゃってるし。
出発の前日に買ったんですが、私の使い方ではもたないみたい。
写りはキレイなので、帰国までもってくれますように。









とても風が強かったんですが、朝に釣り出来そうなところ、という基準で走って、この晩はアポロベイまで走りました。

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