朝,水タンクからの水漏れに気付きました。
パースで修理したんですが、やっぱ振動がひどくてまたどっか割れてきたみたいです。
けれども車内にも十二分に水を持っているし、ここでじたばたしても仕方がないのでこのままゆきます。
朝食はこんな感じのシリアルとオレンジなんかを食べています。
結構美味しい。
きのう泊まったキャンプエリア。
ここが温泉の池。
ハイシーズンにはキャンプエリアに人がは入れないくらい賑わうらしいんですが、いまは時季外れで誰もいないのでちょっと淋しい。
ゴミ捨て場。
こういう遠隔地のゴミ処理は、ある程度溜まったら丸ごと燃やしちゃう感じ。
その繰り返しで、穴が一杯になったら埋めて、また別の場所に穴を掘る。
それでこの網をその穴にすげ替えます。
壊れたテントトレーラーが捨てられていました。
これは中が木で組まれていましたが、こういう未舗装路では振動に耐えられないので、見た目だけで選ぶと旅の途中で捨てる事になってしまいます。
たまに砂丘が出るようになってきたので、サンドポールをつけました。
キャニングストックルート以来です。
思っっていたよりは暑くないです。
とても風が強いので、ポールが曲がっています。
「もし貴方の車が壊れても、車から離れてはいけない。」
こういう文言を見ると、やはりビビります。
ラクダがいました。
1頭だけ。
左後ろ足をケガしているようです。
早く歩けないので、群れから外れたのでしょう。
毛並みも悪く、痩せています。
野生の動物は、体が不自由になると、もう長くは生きられません。
途中にあった湿地帯。
温泉が出ています。
水分を感じとって、すぐにハエがたくさん寄ってきます。
シンプソン砂漠では砂丘の上で正面衝突を避けるために、UHF-CBのチャンネル10を傍受する事を勧めています。
砂にハマりそうになって来たので、さらに空気圧を下げます。
砂丘越えのステージになってきました。
しばらくは誰も通っていないようで、ワダチはあるんですがタイヤマークは埋まってしまっています。
ココでは通常は、西風が吹いているようで西側が緩やかで東側が急な場所が多いんですが、ここしばらくは南東からの強い風が吹いていたようで、私から見ると左下がりでてっぺんのアゴがこちら側に張り出しているので、とても越えにくいです。
でもキャニングストックと比べると、シンプソンは砂の粒が細かいので、よく締まっていて硬く、一度クルマが走るくらいでは大丈夫です。
この時は「なんだ意外とラクじゃん。」などと思っていました。
余裕こいて記念撮影なんかしています。
でもね、一瞬判断を誤るとこうなってしまいます。
回り込むルートがないところでは、こうやって、どっかーん。と乗り上げ、また下がってどっかーん。っと繰り返しで道を開きました。
デフロックなど使ってよじ登ろうとすると、簡単にアリ地獄みたいになっちゃうので、細心の注意をします。
這い上がったところ(笑)
同じように見えますが、違う砂丘です。
こういうのを何百回と繰り返しました。
シンプソン砂漠には,こういう砂丘越えが1000個くらいあると聞いています。
こういうのはクルマにはとても悪いので、ここまで大変な事をあらかじめ知っていたら、別のルートを選んだかも知れませんが、もうだいぶ入ってしまったので、このままゆきます。
スタックしたところ(笑)
タイヤマークがない砂丘越えは、当然向こう側が見えないし、「このへんだな。」とカンで乗り上げるんですが、頂上に上がった瞬間に向こう側に道が無いともちろん急停止させます。
それで、狭いからといって何度も切り返しをしようよすると、簡単にスタックします。
この時はもう陽が沈みかけているのに、適当なキャンプ地が見つからなくて少しアセっていました。
それで一瞬の判断ミスでのスタック。
この時は、デフロックでなんとか出れないかな。と、どんどん深く掘ってしまいました。
こういう風にお腹までついて斜めになるまでハマっちゃうと、かなりリカバリーしにくくなります。
かなり風が強いので、危ないから。などと言ってこんな所で夜明かしなどすると、翌朝までにどんどん砂が溜まって、本当に出れなくなるかもしれません。
こういう本当にあせっている時は、画像が少ないです(爆笑)
やっと出れたところ。スコップと道板で出れました。
神さまありがとう。「意外とラクじゃん。」なんてナメてごめんなさい。
写真ではうまく写せないんですが、砂丘って美しいんですよ。
この晩は、月が明るかったです。
これは太陽ではなくって、月の光なんですよ。
焚火で、今日のお疲れさま会。
0 件のコメント:
コメントを投稿