2013年11月21日木曜日

142日目・1121・マウンドスプリングス~アーカリンガHS【ウードナダッタトラック】


キャンプ地の朝。
焚火の後始末をして出発します。





彼は同じ車に乗ってます。




私の車の改造個所にとても興味があったようで、お互いの車を見せっこしました。
工学的な考え方の持ち主で、「コレって何?どうしてこうなの?」みたいな質問を沢山してきました。
私も同じような考え方をするので、視点がかなり似ていました。


名前はKEL、ケル。32歳。かなり男前です。
無精ひげで髪の毛もガチャガチャで、服もヨレヨレなんですが、それがまたカッコいいです。
白人ってズルいですよね。


私の行程と期間を聞くと「すごく急ぎ足の旅だね・・・。」
こちらの方々の常識からは、私はかけ離れたスピードの旅をしています。






2人とも、本当はキャンプ地などタダならどこでも良かったんですが、せっかくなので明るくなってから見学します。
ココは地下からボコボコ泥と水が湧き出ています。
その泥が少しずつ溜まっていって長い年月で、ミニミニ富士山みたいな感じで盛り上がっていって、噴火口に当たる所に池が出来ています。



またカッコいい・・・。






まただ・・・カッコいい・・・。
私の車の運転席の質問中。

観光客のバスが来ました。






後ろ姿までカッコいい・・・。 ズルすぎる・・・。(怒)


「俺は12月20日にシドニーに戻るんだ。いつシドニーに帰るんだい?また会えないかな?」そういうので、「クリスマス前には、私は日本に戻っている予定です。」そういう残念そうにしていました。
みんなそう言ってくれるので、嬉しく有難いです。



いつもこんな感じで、もの珍しそうに人に話しかけられます。
一見で旅行者とわかるんですね。
私は言葉がろくに話せませんが、ボンネットを見るだけで何をしているのか理解してくれます。
コレが災いを招く可能性もあるんですが(泥棒とか強盗とかね)、今のところ一度もいやな経験をした事はありません。
いま私は、車がなければモロ浮浪者みたいなナリになっているので、諦めているのかも知れません。実際おカネ持ってないし(苦笑)

お金セビりに来るのは、町にいるアボリジニだけ。
タバコの1巻き位はあげることが多いですが、今はだいぶ慣れて、「ノーと言える日本人」になりました。











あれれ、ココから↓







↑ココまではシンプソン砂漠の砂丘の写真ですね。砂の色が違いますね。
面倒なのでこのままにします。(苦笑)


振り返るとこの道を走っていた2日間、ずっと北西に走っていました。
で、ハンドルが右に取られっぱなしだったんですね。
わずかに左にハンドル切ってないと、真っ直ぐ走らない。
でも道はハンドル取られるほどには、傾斜してない。

なんだよぉ。またどっか壊れちゃったのかよぉ・・・。
なんて思いながら、停車して何度下に潜って確認しても、やっぱおかしくない。
風は強いんですが、2日間も全く同じふうなんて、考えにくい。
・・・なんでなんだろ???

結果、その2日後に舗装路に出たら、普通に真っ直ぐ走る。・・・やっぱ風のせいだったんですね。
何日も同じ方向から、同じ風が吹き続ける。
ここはそういう場所なんです。












ウイリアムクリーク。
ココらはウーメラのプロはイビリテッドエリア、宇宙からの帰還物を落とすエリアなので、こういうロケットの部品も置いてありました。本物です。
仕事がら、噴射口のチタン溶接など観察しましたが、超人的な技能で作ってありました。コレは何十年も前に作られたはずなんですけどね(汗)
この集落は、オールドガンが走っていたころには、家畜の出荷で栄えたらしいんですが、今はこの店しかありません。
気が向いたので入ってお茶を飲みました。


面白いお店です。
通ったら寄ってみてください。美人の姉妹がやってます。








エーア湖のソルトレイクでスピード記録を出した時の写真。







また何も無い道をひたすら走ります。



曇っていると暑くはないです。
日が差すと一気に10℃上がります。


道路工事現場


たまにこういう廃墟があります。










オールドガンのレールを留めていた釘と金具


雨が降ってきました。
けっこう強いです。



オールドガンの鉄橋。
他は土盛りだけで、レールは撤去されてるんですが、ココは残してあります。







電柱のなごり。












100年以上前に、よぉくこんな鉄橋作ったなぁ。と感心して構造を見ていました。









 鉄橋のすぐ向こうの池で、魚が釣れると聞いたのでやってみましたが、ノーバイトでした。


この人に聞きました。
郵便配達の方。






ラクダが水飲みに来て、ハマったあと(笑)




少しでも傷口があると、このようにハエが群がってきます。










ウードナダッタトラックはこんな感じ。
どこまでもなにもない。





ピンク・ロードハウス。








私がここまで来たのは、ココを見たかったから。

建物や車もピンク。


コレはお茶を飲みに来た、典型的なアウトバックのパトカー。









ギターもピンク。


















カヌーもピンク。どこで使うんだろ。




雨の中出発。









マウントアーカリンガ。とても雄大でした。こういうのはなかなか珍しいです。
ウードナダッタトラックに来たら、少し遠回りして寄るといいです。
ここらの道は、「岩でとても荒れているよ。パンクに注意だ。」と聞いていましたが、そんな事はなく走り易かったです。


「火星とかってこんな感じなのかな。」そういう感じ。
荒涼とした大地。















アーカインガのホームステッドで、岩道で進行方向のブロックがだいぶ痛んで来たので、明るいうちに左右を入れ替えてるところ。
水タンクのスイッチがパクってしまったので、夜半までハンダ付けやら配線の確認をしていました。



ダーウィンでやっと手に入れたのに、もうボロボロです。


場所によりブロックも飛んでしまっています。
でも、エクストラタイヤの他に、新品の虎の子も持っているので、ノープロブレムです。
コレはこれで、ダメになるまで使う事にします。


夕焼けがねぇ、またキレイなんですね。
コレを見るだけで、1日の疲れがだいぶ取れます。




ほんのわずかな時間なんですが、まわりが茜色に染まってね。


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