128日目・1107・ハントパーク～エアーズロック

朝、珍しく朝食をとり、焚火の始末をし、ジェリ缶の残りの燃料を給油し
エアーズロックに向かいました。

だいたい暗くなるまで走っちゃうし、車の整備から調理まで全部１人でやるから
アウトバックでは、朝は夜明けから結構忙しいんですね。
日中は暑くって地面も熱いし、とても整備なんかできない。
車の車体やルーフラックなんかも素手では触っていられないくらい。
タイヤ交換だけでもかなり体力を消費します。



それで・・・着いてみると、ゲートが閉まってます。
表示を見ると、高温で登頂禁止。３６℃以上になるとダメみたいです。
今時期は８：００以降はダメ。
降りてくる人を横目で見ながら、もうちょっと早く来れば良かったんだなぁ・・・。



登ってもこういうところの景色は２３年なんかではぜんぜん変わらず、
３６０度の地平線、しばらく離れた所にオルガ、それと道路とユララリゾート。
過去に一度登ったことがあるし、私は経験でそれを知っています。

では、なぜまた登るのかというと、過去にそれを見て考え方が変わるほどに、ひどく感動したからです。
人間ってね、本当に感動したときとか、驚いたときって、言葉が出ないと私は思うんですね。
ただ立ってる事しか出来ない。そんな体験でした。

同じものを、いま見るとどう思うのか。そこに興味がありました。
じつはそれもわかってます。

「まぁ、こんなもんでしょう。」

それは私が、この２３年間の人生や、この旅でもいろいろな事を見て、体験したから。
それを確かめたかった。もうここまでに大分時間を使って残りは限られているし、日本からはここは来やすいので、１日だけ延泊する事にします。



ここの気温は日中は４２℃で暑いんですが、ユララのリゾートにはボンネットに貼るシールを買うくらいしか用事がないので、よく見る写真のパーキングエリアで写真の整理などしながら、一日中エアーズロックを眺めていました。
午後からは強風で曇り。



そこで発覚したのですが、カメラのメモリーカードに異常が起きたようで、カメラのモニターでは見れるんですが、PCに移せない。
ガンバレルの前から１週間分。まずいです（滝汗）

サンセットの時間が過ぎると、真っ暗になって人がいなくなります。
私はこの旅のアウトバックのブッシュキャンプで、夜の１人ぼっちには慣れちゃったんですが、南の空で稲光が光りだして、だんだん近づいてくる。
コレにはかなりビビります。なんで夜になると雷なんだろ。

22:00頃にユララの入り口に退避し、しばらく南の夜空を眺めていました。
おなかが減ったので夕食など作っていると警察が来て「ここはキャンプできないよ。」

事情を説明し、「日の出を見るためにサンライズポイントに居たんですが稲妻が近づいてきた。収まったら戻るつもりだ。ここではステイしない。」
本当は日の出などどうでも良かったのですが、そう言い訳をすると離れてゆきました。

夜半過ぎ収まったようなので、サンライズポイントにゆき、日の出を見るために就寝。