祝・旅立ちの朝
私がここ3日間泊まっているのは8人部屋。
一番安い部屋を取るとこうなる(笑)
このすさんだ雰囲気がまたいい。
刺青いれたいい若い衆が、昼ごろまで寝てる(笑)
ポケットにパスポートとか財布とか入れて寝なきゃなんないとか(笑)、
面倒もあるけどわざわざこういう所を選ぶ。
私のベッドは右上。
ベッドが部屋一杯に入れてあって、ピッタリ過ぎてハシゴが使えないので、下の丸イスからよじ登る(笑)
そのなかに、気になる男がいた。
ライトンというニュージーランド人。
顔立ちからすると、マオリの血を受け継いでいるのかも知れないな。
観光ではなく、仕事で出稼ぎに来ているという。
私は人の名前は3回くらい会わないと覚えられない人なのだが、彼の名前は「灯りを点ける」と覚えたので、すぐ覚えた。
陽気で誰よりも声が大きく、「今日はどこへ行ったんだ?」「今日は天気がよかったな!」顔を合わす度に声を掛けてくれた。
昨日の夜、彼は自分のベッドで手巻きタバコを巻いていた。
それは一般的に、経済的に余裕はないひとが愛用する事が多い。
「それはホワイトオックスかい?」「いや、違うよ。ヨシ、俺は鉱山で働いている。楽じゃないよ。ケアンズ、マウントアイザ、メルボルン(・・・他にもいろいろ)」
・・・季節労働者なのだろう。
「オマエはこれから長旅をする。俺は遠い所を仕事を求めて歩いて、人生が長旅みたいなもんだぜ・・・。」
・・・気に入った!100点!
「コレは日本の魂なんだ。どうぞ。」・・・記念品としてショートホープを2個進呈した(笑)
翌朝、この時「「日本の魂はどうだった?」と聞くと、
「よかったぜ。」
「おお。そりゃいい。ライトン、俺たちは今からブラザーだ。またどこかで会おうぜブラザー。」
旅の出会いとか別れって、そんなものだと思う。
みんなパンツ一枚でいたのに、記念写真撮ろうって言ったら、そそくさと着た。
そのままでいいって言ったのに(爆笑)
「みんなと会ったことは忘れない。楽しかったよ。みんなの幸運を祈ってるよ。」
日本語では歯が浮きそうな言葉も、英語では言っちゃう(笑)
こんな所を選ぶのには、私なりの理由はあって、それは貧乏旅行をしながら世界を自分の目で確かめている若者や、家を持た(て)ずに働いているような人たちと話す機会があるから。
彼らと話すのがまた、面白い。
パックツアーや、ブローカーにアレンジされた留学などでは、なかなか出会えない人たちだ。
(念のため:それがよくないのではありません・笑)
そして出発。
北へ向けて走ります。
市街地に向かって・・・
中心部が見えてきました。
そのままフリーウエイにのって、ハーバーブリッジに向かって・・・
と、行くつもりだったんですが、南に向かってました。やべえ(爆笑)
・・・はい。わかりました(笑)
ハーバーブリッジが皮切りになるハズだったんですが 、間違えてハーバートンネルに入ってしまいました。(笑)
フリーウエイをどんどん進んで、夕方になってしまいました。
今日はどこまでゆこう。
なんか海が見たくなって、行ってみました。
この砂、蹴っぱくるとキュッキュッて鳴くんですよね。
鳴き砂 っていうのかな。
ヤラセねたではありません。見てみてください。不思議ですよ。
今夜のねぐらも決まってないのに、のん気です
よね。
・・・でもやっぱりキレイ。
海から上がってきたサーファーの若者に。「この辺にキャラバンパークはないですか?」
「この町にはないよ。どっちにゆくの?南?北?」
「北です。」
「この道をまっすぐ行った、ナラビーンっていう町に2つあるよ。」
「どうもありがとう。」
途中で立ち寄ったスーパー。
お寿司売ってるんだけど、なにか日本の物とは違う。
オレンジジュースも、大五郎みたいな取っ手つき。
ヤクルトもある。
もうとっぷり日が暮れちゃったんで、今日の晩ご飯はファーストフード。
フェッチーネのカルボナーラソース。
結局夜8時ころ、ナラビーンという町のキャラバンパーク(民営のキャンプ場ですね)に入りました。
暗くなっちゃって、探すのに苦労したぁ(恥)
ブリッジに行くつもりが、トンネルに入るなんて、最高ですねw
返信削除すっかり現地に溶け込んでいて、記念写真に日本人がいるなんて、
言われないと全然気が付かないほどです♪
文字通り「キュッキュッ」って鳴る砂、面白いねぇ♪
出発おめでと~ぉ!(って、だいぶ時間が経ってるけど^^;)
うん、アップするのも大分遅いですから・・・(苦笑)
返信削除なんかめまぐるしく画面が変わって、ゲームの画面みたいでしたよ(笑)
車のたびも面白いんですけど、宿泊まりはそれはそれで面白さがありますね。
動画をアップする方法も覚えたのね。
なんか、カメラは出発当日に慌てて買ったんですけど、いろいろ面白い機能があるみたいなんで、またアップしますね。
(だからマニュアル持って旅してる。でもまだ見てない・笑)