2013年9月26日木曜日

86日目・0926・ギブリバー~ワランデン岬ブッシュキャンプ《ギブリバーロード》


 キャンプ地の朝。
ツアーの人たちは朝食をとっています。











道は本当に単調なので写真を撮る回数が減ります(笑)




今はミッチエルフォールは滝つぼまでは行けず、とても暑い中を片道2時間半歩かなければいけませんし、大きくて危険なのでスイミングは禁止だといいます。
かといってヘリの観光は私のスタイルでもありません。
私はここに来たかっただけなので、写真を撮って行った事にしました(爆)








途中の川で水浴びして遊んでるところ・笑











その先のウォーターホール。
魚が見えてとても綺麗で澄んでいるんですが、クロコダイルがいます。

体を洗い、洗濯をしようとしたら滑って転げ落ちて、血相を変えて這い上がりました。
とても驚きました。







ここで初めて野生のディンゴを見ました。
じつはフレーザー島でも、夜中に立ちションをしていたら、
物の気を感じて振り向くとディンゴが居てとても驚いた事がありました。
でもあそこのは人間に慣れていて、よそのとは違うと後で知りました。
キツネと犬を足して2で割った感じ。
スマートです。車を見ると逃げて行きました。





暗くなったころ、ワランデン岬に着きました。今日はここで泊まります。
今朝、ツアーの引率の方に貰い、昼食に食べたスパゲッティの残りを夕食に食べようとしたら、彼女は他のものを食べようといいます。

ヒキ肉は痛みやすいから、明日は食べられないよ。そう言ったら、そのひとことが彼女の逆鱗に触れたようでした。

なぜ食べられないの!誰に聞いたのそんな事!みんなそう言うのよ私に!
あなたそれ食べられないわよ!って!

・・・おかしなものいつも食べてるので、みんなに言われ飽きているようです・・・

彼女はそれから一時間、延々と食べ物やプラスチックの事など、怒りながら怒鳴り続けました。

なんか、最近ダーウィンでヨットのクルーとして乗っていましたが、
少し傷ついたり傷んだジャガイモやトマトをポイポイ海に捨てたあと、もう食べ物が無い。と言うクルー達と意見が合わずに、23歳の女の子に殴られたり蹴られたりしたとか、そんな話でした。

・・・うー、めんどくせ。

けれども、言われっ放しでは、私は意見を言えないか、持っていないと勘違いされるので、考えは言わなくてはいけません。
ここは日本ではないので、無言の美徳はありませんし、今後の私の発言権にも影響してきます。

私は静かに相槌を打ちながら話を聞き、百人の人がいたら考え方は百通りある。
他の人の考え方は尊重し、あなたはあなたの考え方を大切にし、そこを守ればいい。
もし私だったら、考え方の違う人と旅はしないし、行動を共にしない。

なぜそのヨットに乗ったのか?
・・・知らなかったのよ!

あなたはケミカルが嫌いだと言うが、私の食器や道具を使っているし、あなたのライターの素材はケミカルで出来ている。
あなたの釣り糸や網も同じだし、毎日私からプラスチックバッグ(レジ袋ですね)を貰っている。

今夜食べた豚肉も、科学飼料を食べて育っている。
あなたは私の車に乗って今日も旅したが、車は金属とケミカルで出来ているし、ケミカルの原料のオイルで走っている。

人間は進化するし、その事を私はいい事だと思う。
ただ、必要のない物を沢山作ってゴミにするのは、あなたの言うとおり地球に悪い事だと思う。
私は修理やメンテナンス出来るものはし、それを永く使う、簡単には捨てない。それが私のスタイルだ。

タイムマシンを持っているかい?
私たちは時間を戻せないし、その必要も無い。
あなたが尊敬している、百年前の暮らしをしているアボリジニは、今どこかにいるかい?
日本にはまだ素晴らしいサムライスピリットを持った人はいるが、サムライはもういないよ。

静かに話をしながら、私の話を聞いてあなたはどう思うか?そう聞くと、

疲れたので、もう寝る!

今夜はこの位にしておいてあげましょう(笑)

その晩、ミッシェルはひどい下痢だったようです。
彼女は用を足す時も紙は使わず、ペットボトルに入れた水を使います。
インドで知ったみたいです(苦笑)



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